今日は今回の旅で一番楽しみにしていたサントリーニ島へ渡る日です。
ギリシャのエーゲ海に囲まれるサントリーニ島は、その美しい「青」の海と「白」の建築物のコントラストが人々を感動させ、世界一美しいといわれるサンセットが一度は行ってみたい夢の島と言われています。
アテネからは船にしようか、飛行機にしようか迷いましたが、ネット情報によれば、この時期、船は欠航したり大幅に時間が遅れたりすることが多く真夜中についたりするという記事が多かったので日中に到着することを最優先させて飛行機を選びました。アテネから約1時間で着きます。
格安便を探して、往復一人料金が10.496円、とても安いです。しかし往きと帰りは違う航空会社の飛行機、ちょっと不安もありました。
運賃比較が面白い。オリンピック航空は運賃より税金・手数料が高い。スカイ・エクスプレスは税金・手数料が安い。注意が必要だったのは荷物は機内持ち込みで8キロまで。受託手荷物があれば別料金が必要。かなりいろいろ制限があります。結局2泊3日で出かけるサントリーニ島には8キロ未満のリュックだけを担いでいくことにしました。ということで荷物を預けるために、後泊も同じホテルを予約しておきました。
飛行機の出発が10:25分、8時には空港に着いていたかったので、朝食を7時15分に、7時40分に車で空港まで送ってもらうよう前日にお願いしていました。
宿主さんは1階の隣の部屋にいらっしゃったようで、マスターが朝早くから次々に食事を運んでくださいました。
この宿の宿泊費55ユーロー、約7000円くらい。それがこの朝食付き。Booking comの評価が9.6のわけです。
食べきれないので袋に入れて昼食用にリュックに入れました。
LCCのチェックインが大変そうな書き込みがあったので心配していたけど、何ということもなくすんなりと搭乗できました。
サントリーニ島について一泊目はもちろん島の西北端のイア地区。まずは一番の絶景から、というわけです。
よく写真で見る、青いドーム型屋根と白い建物と教会、その奥に真っ青な海、これはイアの風景なんです。そして、世界一美しいといわれるサンセットが見られるところがイア。もう一番にイアに向かうことは当然だったのです。
しかしイア地区は絶壁の崖沿いに建物が階段状に建っているためはっきりした住居表示がなく、ホテルを自分で探すのは至難の業ということでした。大概はホテルへ送迎を有料で依頼するそうですが、私たちは午前中に空港に着く予定だし、荷物はないし、公共バスが近くまであるので近くのバス停に着いてから電話で連絡を取ることにしていました。空港からサントリーニ島の中心のフィラまで行ってバスを乗り継いで行く予定でした。
空港について、とりあえずこれからバスを乗り継いでいきますと、ヴィラの連絡先に電話すると、何と、今ちょうどフィラに来ているので、ついでだから空港まで迎えに行く、フリーだ、というのです。バスの乗り場に待っていなさいと言われたのでほんとなの?と思いながら待っていると、10分もしないうちに迎えに来てもらいました。
そして島の中心フィラを経由してイアまで40分くらい、海岸線を説明してもらいながら快適にドライブでした。
イアは絶壁の一番上にパーキングがあり、みんなそこに車を止めて、それぞれのホテルまで荷物をかたげながら歩いて下ります。スーツケースを持った人はポーターさんに頼まないと細い通路を下ったり上がったりするのは無理です。私たちは軽いリュックだけでしたので問題ありませんでした。
予約した宿までは細い道を下ったり上がったり、かなり歩きましたが部屋まで案内してもらってほんとに助かりました。迷路同然でした。
私たちが泊まったヴィラは一番上の方で絶景がテラスから見渡せる最高のロケーションでした。
こんな階段を昇りつめたところです。スーツケースなんか持てるわけないですよね。
洞窟ホテルです。部屋は狭いです。
パンやクッキー、冷蔵庫にはワインが冷やして準備されていました。
狭いけど眺めが最高のテラスです。
こんな風に階段状で通路がつながっています。たぶん住民がいるのではなくてすべてホテルだと思います。
申し訳ないけど、すぐ下のお部屋のテラスが見えてしまいます。
絶景ポイントのイアの要塞です。たくさんの人が集まってきてます。
ここは青いドームが3つも重なる撮影スポットです。
日本から訪れている新婚さんのカップルにあって、ここで写真を撮ってあげました。
こんな路地をたどって歩くのです。
ブーゲンビリアが白い建物に映えます。
「今日はベッドに寝ながらにして世界一のサンセットが見れるよ」って、車で送ってくれる途中で、マスターが私たちを喜ばせてくれましたが、その通りでした。。
最高のロケーションの部屋を確保しても、サンセットが見れるという保証はありません。
私たちも一晩しかイアに宿をとってなかったので、祈る感じでしたが、ほんとにラッキーなことに、最高のサンセットを見ることができました。もしこの日曇って見れなかったら翌日ティラからバスでもう一度来て、あの絶景スポットの岩に上ってみることにしていました。
ほんとに、ほんとに、ラッキーでした。
部屋からゆっくりとサンセットが眺められます。
冷蔵庫に準備してあったワインとジュースと、スナックです。
ご機嫌ですね。
絶景ポイントに集まった人たち。この日見れなかったら翌日ここに上ってみる予定でした。
夕日が地平線に沈んだ時、集まった人たちから一斉に「ワーッ」と歓声が上がりました。
夕日が沈んでも人の群れはなかなか崩れません。
夕日が沈んだ後も明かりがともって素敵でした。
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