ニューヨーク滞在も残り二日になった。今日は一番の楽しみ、本場のブロードウェーでミュージカル観賞。「オベラ座の怪人」のチケットを予約していた。
なんで今日になったかというと木曜日は昼の部があったから。ニュージャージーに宿をとっているので夜遅くに帰るのは避けたかった。
もう少し若ければ夜のマンハッタンも楽しめただろうけど、じじとばばには少し勇気が必要だった。
朝は毎日こんな食事です。ワンプレートのサラダとパンとヨーグルト、それにコーヒーか紅茶。夜はレンジでご飯を炊いて、フライパンでちょっと調理します。
マンハッタンの中心・42streetはいつも賑わっています。
ニューヨーク・マンハッタンは南北に走る「アヴェニュー」と呼ばれる通りと、東西に走る「ストリート」で碁盤の目のように道路が整備されているので慣れるととても分かりやすいです。「アヴェニュー」は「…番街」といった方がなじみがあり中でも5番街は高級ブランドショップが立ち並ぶという事で日本でも有名です。
また「ストリート」は「…丁目」と呼ばれ、中でも42ストリートはミッドタウンの中心部を東西に走る最も主要な通りとなっています。
バスターミナルは8番街の42丁目にあるので毎日この通りをニューヨーカーになって闊歩しました。
7番街付近の賑わい。
8番街から5番街まで42丁目を東に歩いて、5番街に着いたら北方向に、50丁目に行くと、ロックフェラーセンターの斜め前に「セントパトリック大聖堂」があります。立派な教会です。
日曜日であれば近くの教会でゴスペルに参加したいという願いがありましたが、日程の取り方が悪くて、到着日が日曜日であきらめざるを得ませんでした。
こんな素敵な大聖堂なのに入場料は無料でした。
ゴシック・リバイバル様式の外観
ステンドグラスがきれい
パイプの数が7855本もある豪華なオルガンとバラのステンドグラス。
午前中は大聖堂を見学し、昼食はロックフェラーセンターの中のファストフード店でサンドイッチを買いました。
近くの通路にテーブルがあって多くのニューヨーカーが座ってパンを食べていたのでまねしてそこで食べることにしました。なんか慣れた感じでしょ。
さて、ニューヨークでのメインイベント、いよいよです。
2時開始のチケットだったので、1時間前の1時に会場のマジェスティック劇場に行きました。ここでも一番でした。
予約券を入場チケットに変えて座席の確認ができました。
210ドルで買ったチケットは一人95ドルで190ドルだったのです。座席は 「BB 101」と「BB 102]
どこらへんなのかiphoneで調べたけどその時はよくわからなかった。
劇場の中に入りしばらく待ってから、スタッフの方が席に案内してくれました。案内された席は、なんとオーケストラ席の最前列。何かの間違いだろうと座るのを躊躇しました。下の座席表は帰宅してから調べたのですが、間違いではなかったのです。
ステージの目の前、オーケストラピットがのぞき込めるところ
予約の時点で購入した席はここではなくて、もう一段低料金のところでした。さらに一番良い場所の一番と二番、ということは予約した時点が一番早かったということでしょう、そのように書いてありました。予約の時点の順番でいい席からあてがうと。8月29日、4か月前に購入していたのです。
オーケストラピットがのぞき込めます。公演が始まるまでの音合わせをワクワクして凝視、気軽に席を立ったり、飲み物を飲んだりしていました。目があったら会釈もしてくれました。公演が始まったら撮影禁止です。
初めてのミュージカル鑑賞は思いもかけず最高の席で見ることができ、感動しました。役者さんの細かな表情や息遣い、ポールモーリアの指揮者に似た超かっこいい指揮者は私の右前すぐそばで、楽譜と俳優さんの演技を見比べながら、時には口ずさみながら必死に指揮してる姿が見て取れるのです。
天まで届きそうな声量、生のオーケストラの響き、空気の振動が届くようで、周りの観衆とともに歓声を上げっぱなしでした。機会があればまた見たいです。
2時間半の観劇を終えてバスで宿泊先に戻ったら、通りはハロウィンの様相。そんなにハデハデでもなく、オレンジ色のカボチャバケツを持った人がたくさん歩いていました。
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