ドーハ観光も終えていよいよ最終経由地の香港に向かう日です。
この旅で一番のハイライト、世界ナンバーワンのビジネスクラス「Qsuite」に乗れるというのに、とんでもない壁が立ちはだかりました。
3月から始まった香港の大規模デモがどんどん激化していて、実弾が発砲されたり死者が出始めていました。前日の17日には日本人観光客が香港警察に逮捕されたというニュースも流れ、メトロや空港も危ないという情報もあり、そんな時に香港に行くか、とずいぶん二人で悩みました。なんかいい方法はないかと考えましたが、結局香港を経由しないと帰れないので覚悟を決めました。飛行機が飛ぶ限りは空港で何とか保護してもらえるだろうと。
もし搭乗予定の飛行機が「Qsuite」でなかったら、別の帰り方を考えていたかもしれません。何と言っても今回の旅の一番の楽しみが台無しになることは絶対に避けたかったのです。
ハマド空港初8:45、朝一番のバスでも間に合うかとバスのチケットを買っていましたが、やはり荷物もあるのでタクシーを呼んでもらいました。10カタールのチケット2枚はタクシーの運転手さんにプレゼントしました。
朝5:00にホテルを出て、まだ空は暗かったけど、道路脇の明かりはこの通り。13分くらいで空港に着きました。
ビジネスクラスのいいところはチェックインカウンターが別で手荷物検査や出国審査場も専用があり、あっという間に終わってしまうということです。すぐにラウンジの案内があり、もうそこからvip待遇です。
「Q suite」と並んで豪華なラウンジで有名なハマド空港の 「アル・ムルジャン・ビジネスラウンジ」、とにかくゴージャスでした。カタールは大金持ちなんだなあと感じましたね。同じビジネスラウンジでもこれまでのところとは格段の違いがありました。
感激して自分としては写真を撮りまくったつもりでしたが、時間が経ってしまった今整理していると、たった一枚しかない。わけがわからない。
仕方ないので、ネット上にサイトを公開しておられる方の写真を使わせていただきました。私が目にしたそのまんまの情景でしたので、お許しいただきたいと思います。
ラウンジに上がる長いエスカレーターです。
上がった先には広いレセプション
ラウンジ入り口の広い大きな池、噴水が上がっていました。
池の奥の方には、レストランへ上がる階段
逆の方から見たところ
シーティングエリア。 すべての座席に電源プラグとフライト情報が見れるタブレット端末が備わっています。
オープンスペースの中央はフロアが一段高くなってカフェ形式の座席があります。
レストランは階段を上がって、中2階にあります。
5:51 私のカメラにあった写真はこの1枚だけでした。中央にバーカウンターがあります。何人かの男性がカウンターで優雅に過ごしておられました。ここで食事を済ませたら、また一階に降りてボーディングの案内があるまでゆっくりくつろぎました。もちろん一階にも軽食とドリンクのスポットがあちこちに設けてありました。
8:38 「Qsuite」に搭乗した証拠として、座席に座って一番にカメラに収めました。「ファーストクラスのようなビジネスクラス」をコンセプトにした超ラグジュアリーなビジネスクラスということです。
8:40 イタリアのBRIC'S社のアメニティバッグとキルトの豪華な羽毛布団。
アメニティバッグは男性用と女性用が違っていました。2個とも私のものです。
9:20 仕切りの扉はこんなに高いです。
座席の仕切りには扉があり、完全に個室の空間を作ることができます。(公式サイトから)
座席配置図 丸印のところでした。進行方向に後ろ向きです。
隣同士が知り合いであれば座席の間の仕切りをなくすことでダブルベッドになります。(公式サイト)
私たちもダブルベッドでした。
9:58 搭乗するとすぐにウエルカムドリンクが運ばれてきます。食事は好きな時に好きなものをオーダーします。私は1時間後にこの朝食をいただきました。
10:01 ぼやけてしまってますね。
10:01 おかゆです。
14:01 写真のピントが合ってない。フレッシュサラダ系です。
7時間30分の飛行時間はあっという間でした。もっともっとゆっくり乗っていたかった。幸せ気分に浸っていた時間は、到着地香港の不安をすっかり忘れていました。不安がってもどうしようもないのですから。
香港着は21:25、もう夜です。空港からホテルへは、エアーポートエクスプレスとメトロを乗り継いで1時間以上もかかります。
まずはメトロが運行しているのか、空港から出れるのかが問題でした。空港は人であふれていました。
入国してすぐにインフォメーションへ。そこでデモ状況について尋ねました。フロントの人は少し笑いながら、全然問題ないというようなことを言いました。そこで往復のチケットを買い、両替もして、半分はまだ不安を持ったままエクスプレスに乗りました。
青衣でメトロに乗り換え、オリンピック(奥運)駅でおり、夜も遅かったのでホテルに迎えに来てくれるよう頼みましたが、近いので迎えには行けないという返事、タクシーは怖いし、結局明るい通りを歩いてホテルへ向かいました。大きい通り沿いで、5分くらいのところでした。何とか無事にホテルまで行けました。
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